よくある質問

「病気について」「診療方法は?」など、お問い合わせの多いご質問をQ&A方式でご案内します。

予防について

医療用弾性ストッキングはどのような効果がありますか?
  • 医療用弾性ストッキングは、足の表面の血管が膨らむのを抑え、血管内に血液がたまるのを軽減します。そのため、下肢静脈瘤の予防、進行抑制、むくみの軽減に効果があります。また、手術後や硬化療法後の圧迫に使用されます。
  • ただし、医療用弾性ストッキングを着用したからといって、静脈瘤が治ることはありません。
 
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医療用弾性ストッキングは締め付けが強いので、逆に血液の流れが悪くなるような
気がするのですが?
  • 医療用弾性ストッキングの特徴は段階圧設計です。足首の圧迫圧が一番高く、上に向かっていくほど圧迫圧が低くなるように設計されています。
  • この構造により、筋ポンプ作用が促されます。筋ポンプ作用とは、ふくらはぎの筋肉に力が入って収縮すると、静脈を圧迫して血液を心臓方向へ押し上げるため、ふくらはぎの筋肉がポンプのように作用することから、筋ポンプと呼ばれています。したがって、医療用弾性ストッキングで段階的に圧力をかけることで、ふくらはぎを圧迫し、筋ポンプ作用を補助しているのです。そのため、血液の流れが良くなるのです。
 
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医療用弾性ストッキングを履いていますが、いつまで履き続ければよいのでしょう
か?
  • 医療用弾性ストッキングの着用の目的は2つあります。ひとつは、硬化療法やストリッピング手術・レーザー手術後の圧迫療法。もうひとつは、むくみ予防・下肢静脈瘤の予防・進行予防です。
  • 治療後の圧迫療法では、医療機関から2週間ないし1ヵ月履き続けるよう指導されます。一方、予防目的の場合は、いつまでということはありません。
  • 下肢静脈瘤の予防のためにも履き続けることが望ましいと言えます。
 
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医療用弾性ストッキングは、どんな種類があるのですか?
  • 医療用弾性ストッキングは、様々なメーカーが取り扱っており、種類も様々です。膝下までのハイソックスタイプ、太ももまでのストッキングタイプ、腰までのパンストタイプなどがあり、それぞれつま先があるタイプと無いタイプがあります。
  • さらに、サイズや圧迫圧など様々な種類があるので、自分にあった製品を選ぶことは、なかなか難しいと言われています。
  • 医療施設によりますが、「弾性ストッキング・コンダクター」という専門の資格を取得しているスタッフが在籍しているので、履き方の指導も含めて相談されてみるのも良いのではないでしょうか。
 
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市販されている圧力ストッキングではだめですか?
  • ダメということはありません。
  • しかし、医療機関から医療用弾性ストッキングを履くように指導があった場合は、やはり、医療用弾性ストッキングを履くことが望ましいでしょう。
 
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医療用弾性ストッキングは、毎日履いた方が良いですか?
  • 夜寝ている時以外は、毎日履いた方がよいでしょうが、無理のない範囲で構いません。
 
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マッサージをしていれば、下肢静脈瘤になりませんか?
  • マッサージは、症状を軽くする効果はありますが、静脈瘤が治るわけではありません。
  • 足の疲れをとるために自分でマッサージをする時は、足首から上に向かってするようにしましょう。
  • 瘤(こぶ)が出ているところは、直接マッサージしないように指導する医療機関が多いようです。
 
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