血液は心臓方向に向かって流れていますが、長時間の立ち仕事やデスクワーク、運動不足や病気など何らかの原因で血液の流れが滞ることによって、血液中に水分が大量に溜まります。すると血管内の圧力が高くなっていき、血液中の水分(組織間液)が血管外へ押し出されてきます。そして、いったん押し出されたこの水分(組織間液)は、静脈内に再吸収されていきません。このしみ出た水分がむくみの原因と言われています。
むくみは、生活習慣や加齢、生理時や妊娠、下肢静脈瘤やリンパ浮腫、内臓疾患といった病気から生じるなど原因は様々です。片足だけがむくむ、痛みがある場合などは、医師に相談した方がよいでしょう。一般的な解消法としては、ウォーキングやストレッチなど軽い運動でふくらはぎの筋ポンプ作用を働かせ、血液の流れを高めることです。また、圧力の高い弾性ストッキングやサポートストッキングの着用も筋ポンプ作用を高めるので効果的です。